施工・価格例  10 敷地内建て替え(新築)工事  (さいたま市)

 

    佐藤工務店 一級建築士事務所
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さいたま市にお住まいの農業も営まれているお客様から、
「つかっていない奥の部屋を解体して、洋間に作り変えたい。」
と仕事を依頼されました。

事例のタイトルに悩みましたが、敷地内の建て替え工事になります。



瓦屋根は数年前に葺き替えたとの事で真新しく、
この瓦を再利用します。

勿論足りない部材も出てきますので、いつも頼んでいる下請けの業者、
本職の瓦職人(茨城県結城市)に頼んでおきます。

三州瓦の銀黒ですから、いつでも手に入ります。(とても有難いです。)



敷地内の入り組んだ奥になりますので、
重機の類は一切入れません。

手作業で解体を始めます。

土壁は敷地内処理、廃材は薪ストーブ、束石は割り栗などに再利用、
瓦も再使用と、ほとんどゴミが出ませんでした。


昔の住宅は本当に環境に優しいですね。



必要最低限のところで解体をやめます。

重機を使った解体ですと、壊し過ぎたりします。

リフォーム工事に慣れていない業者ですと、
どこまで壊していいかわからず、
判断が難しい所なのかも知れません。

中央に残っているのは掘りごたつのあった場所です。





やり方を出して、布基礎を作る所を掘削・割り栗・鎮圧していきます、



鉄筋を組みながら、同時進行で型枠を納めていきます。

一つ一つが小さな作業ですが、全て個別に業者に頼むと、
一つ一つが高コストになっていきます。

直接施工で多能工というのは、田舎の工務店の強みでもあります。



重機が入れないという事は、ミキサー車も勿論入れません。
ポンプ車(配管)を手配する程の打設量でもありません。

ですので今回はレディミクストコンクリート(ミキサー車)ではなく、
ポットミキサーを借りてきました。

もっとも小型のポットミキサーですが、
流石機械だと思います、
手練りに比べたらあっという間に2〜3人分働きます。

ブロックで高く設置しているのは、練ったコンクリートを1輪車に
入れる為です。




真冬の施工でしたので、施工時には不凍液を混ぜて、
コンクリート打設後には毛布とブルーシートで養生しました。

コンクリートには凍結というものがあります。
打設後に凍ってしまうと、強度が著しく下がります。

コンクリート凍害




養生期間が過ぎ、強度の出た頃に型枠を撤去します。

中央部分に束石をセットしておきます。




束石の横にD筋で丸いフックを
束石のベースコンクリートに埋めて仕掛けておきます。

大引を入れて、束を立てた時にこのフック部に引っ張り固定するためです。

これがあると、床板のガタつきがなくなります。

見えないですが、土の内部に大きくベースコンクリートを
打っています、その上に束石を置いています。






ヒノキで基礎の上に土台を入れます。



既存の母屋との取り合い部です。

防腐材を家の方が塗ってくださっています。

ボルト類できちんと固定します。



建物の水平垂直を見て仮筋交いで固定します。

既存の建物との絡みがありますので、
柱の長さや屋根の勾配は、慣れていないと難しいですね。



野地板、破風板と、屋根・軒先の施工を進めていきます。



既存の建物との取り合い部です。

母屋の柱を利用して、桁と梁が取り付けてあります。


プレカットの新築住宅しか作業した事のない大工さんには、
このような納まりの施工は出来ないのではないでしょうか。

壁が黒いのは囲炉裏が昔あったそうです。
電気の配線は碍子引き配線でした。



上の写真の屋根側からの写真です。

母屋の軒先に当たらない所で、屋根のこう配をとり、
瓦の施工も出来るように丁度良い所で、高さ決めをしています。


今回は大谷が数か所あるので、
雨樋・水切りは板金屋さんに依頼しました。




瓦屋根用のルーフィングを貼り、瓦桟を打ちつけます。

今時良く使用される瓦用のルーフィングは、凹凸と縦線が大きいです。

これは瓦の下に雨水が入ってしまった場合、
瓦桟に水が堰き止められる事なく、
軒先まで排水されるようになっています。



瓦桟の打ちつけが終わりました。



瓦の施工は瓦屋にお願いしてありますので、
建物の中の工事を進めていきます。

筋交いを入れ、間柱を立て、窓部分のまぐさを入れていきます。


写真は大引を入れて、束を立てているところです。

上の方にあった束石の横のD筋のフックに番線をしかけて、
下方向に引っ張っています。
これでガタつきがおこりにくくなるというワケです。



根太を打って、床下用の断熱材をはめ込んでいきます。

今回は床板は2重張り仕上げ、
下貼りには構造用のラーチ合板12mmを貼りました。



下貼り完了です。

足元が良くなったので、天井の野縁を組みます。



野縁が完成しました。

この段階で、電気の配線作業がありますので、
業者を手配します。




瓦屋根の施工中です。

写真は割り付けの確認作業中です。



大谷の部分です。

構造上、屋根の落ち葉掃除は必要になります。



タイベックを貼り、アルミサッシ回りには防水テープを貼ります。



下見を貼る為の胴縁を打ちつけていきます。



瓦葺きの完了です。

なんばんも黒々として、気持ちよい仕上がりでした。



先ほどの大谷部分



下見は、青色の波トタンでという事でした。

部屋の内側の壁材は札鶴の銘木合板です。

天井材・床材・壁材・外壁・新建材(枠材・幅木・廻り縁)を選んで頂きました。・



天井に断熱材を入れ、石膏ボード9.5mmの上に、
ソーラトンを貼りました。

壁にはガラスウール断熱材を打ちつけました。



ソーラトンの施工は、照明がとりつく位置の高さに
作業灯を設置して施工します。

そうしないと、微妙な凹凸がわかりにくいのです。

こちらは一般的なフィッシャー柄です。



幅木を留めているところです。

作業中は仕上がった床板に傷が付かないように、
養生シート+2〜3mm厚のベニヤで、養生をします。



お客様のご希望で、クローゼットも作りました。



清掃をして完成です。

ピアノやカラオケ、ダンスルーム、
オーディオルームを御希望されるのであれば、
防音用の遮音工事もいたします。

希望の天井高さ等の比率や建築素材、
使用する電線やコンセントのメーカーも気軽にご相談ください。

出来る範囲になりますが、オーダーは可能であります。
既存部屋解体 新築工事
  既存部屋解体工事 ¥133,500
  基礎・外部足場工事 \227,500
  新築 木工事 ¥1,076,225
  追加工事 \514,750
  合計  (諸経費・消費税(5%)を含む) \2,111,060.-
*作業環境や複合工事の場合、正確な値段は条件により変わります。


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