春日部市庄和　佐藤工務店　（施工・価格例０６　スレート屋根補修工事　（さいたま市））


	関東地方には季節の変わり目に強風の日があります。新規のお客様で広告を見てお電話をくださいました。スレート屋根の棟が風で飛んでしまったとの事です。
	お客様がご在宅の時に、はしごで屋根に上げさせてもらい、棟を止めている下地の木が腐りはじめていて、今回はがれている場所だけでなく全体的に下地の交換をお薦めして工事をさせていただきました。屋根の上は夏には高温になり、冬にはかなり冷えて、雨・風と過酷に状況にさらされていますので、部分交換しても他の部分も同様に劣化している事をお話ししました。
	こちらは今回、風で飛ばされた棟の下地部分です。下地にトタン棟材を止めていた釘のあった場所がごっそりと無くなっています。
	こちらは棟の軒先部分です。軒先部分は特に劣化が進んでいますので、真っ先に修繕をされたほうが良いです。
	棟のトタンを剥がしたところです。
	既存の古い木製下地を撤去したところです。同じ材料の貫材を鉄釘ではなく、高耐食ビスで留めていきます。
	元々は黒い屋根で塗装されて現在の色になったようです。塗装工事の職人さんは色を塗る工事ですので見落とす場合もあるでしょう。工務店に依頼されれば、劣化のある場所をその都度報告しますので、塗装工事でも、見積りを地元の工務店からもとってみることをお薦めします。２か所以上から採られて、見積書を比較すると、施主様も知識としていろいろと発見される個所があるかと思います。
	この屋根は一般的な名称はスレート屋根と呼ばれていますが、製造メーカーによって「カラーベスト」「コロニアル」という名で呼ばれることもあります。そのまま、釘やビスで留めると割れてしまいますので、ハンマードリルという打撃しながら貫通するドリルで下穴をあけます。
	棟材のカラートタンに合わせて最適な間隔にビスで固定していきます。最近は耐久性の良い多様な塗料が開発されて、様々な売り言葉で塗り替えを勧められていますが、表面の痛みと根本的な痛みは別です。テレビや車のような工業製品のように、欠陥ゼロで十数年保てるものだと良いのですけれども・・・。
	仮止めをして、再度細かく固定していきます。最近は木製でなく腐食しない樹脂製の下地材もあります。
	腐食防止のために薬剤を塗っていきます。注入材もありますが、単価が高くなってしまいますので、今回はこのように工事させていただきました。
	塗り終わったところです。
	軒先から、棟のカラートタンを留めていきます。接合部分には同系色のシリコン・コーキングも併用します。こうすることによって、今回のような棟の部分剥離をしにくくします。
	コーキングをすることによって、雨水の横走りも防止します。
	棟を脇から留めるのはステンレスのスクリュー釘です。
	コーキングが少しはみ出るくらいが丁度良いです。
	棟の取り合い部分もしっかりと固定します。今回は棟の部材を家の方が保管していらしたので、そのまま使用しました。失くされた場合には新しいものを加工して使用します。少しですが板金加工の必要な個所です。
	屋根のほかの個所も点検し完了しました。屋根や床下などの家の方が見えない個所の工事では、写真を使って、施工前・施工後と説明させて頂いております。瓦屋根・スレート屋根・トタン屋根・天窓・雨樋（とい）交換　当工務店で対応いたします、気軽にご相談ください。



屋根棟下地貫板交換工事
カラートタン製棟脱着　大貫板ビス止・防腐剤塗布	5.5間　＠￥6,000　　　.￥33,000
建築廃棄物処理費	￥500
	屋根棟下地貫板交換工事　計　　\33,500.-








＊消費税は別途です。
＊複合工事の場合、正確な値段は条件により変わります。